@misc{oai:repo.qst.go.jp:00082036, author = {小畑, 結衣 and 平嵜, 敬志朗 and 秋光, 信佳 and 横谷, 明徳 and Yui, Obata and Keishiro, Hirasaki and Akinari, Yokoya}, month = {Dec}, note = {我々はこれまで、放射線照射により誘発した複雑なDNA損傷の修復効率を評価するために蛍光タンパク質(EGFP)発現プラスミドDNAを用いた手法を開発してきた。このプラスミドに対して放射線照射した後、非照射のヒト細胞へトランスフェクションを行い、EGFPの発現効率をDNA修復の指標として計測した。その結果、放射線の線量の増加とともに修復効率が低下することを明らかにし、複雑な放射線損傷がDNA修復効率を低下させる原因の一つであることを突き止めた。この手法をさらに発展させ、より正確にDNA損傷の細胞内修復ダイナミクスを可視化するための新規デュアル蛍光タンパクベクターDNAを用いる方法を開発した。まず、In-Fusion法によって2種類の蛍光タンパク質(EGFP・DsRed2)発現遺伝子をそれぞれ独立したプロモーター部位に持つプラスミドDNA試料を作成した。EGFP遺伝子のみ切り出して放射線を照射し、これを再びベクターに結合したうえでトランスフェクションすることで、EGFP発現をDNA修復効率として、またDsRed2発現をトランスフェクション効率として独立に評価可能となる。これを用いたDNA修復の、リアルタイムダイナミクス分析を試みた。予備的な実験の結果として、EGFP及びDsRed2を発現する遺伝子を持つプラスミドDNAを細胞に導入し、2色の蛍光を発現する細胞を得ることに成功した。この細胞を詳細にライブセル観察したところ蛍光の発現強度と発現効率はともにDsRed2の方がEGFPよりも高かった。蛍光強度の違いはそれぞれの遺伝子に対応したプロモーター能力に依存すると考えられる。In-Fusion処理の最適化等の条件をさらに検討する。, 量子生命科学会第2回大会}, title = {デュアル蛍光タンパク質発現DNAを用いた細胞内DNA修復のライブセル観察}, year = {2020} }