@misc{oai:repo.qst.go.jp:00081540, author = {酒井, 朋子 and 酒井朋子 and 南本, 敬史 and 平林, 敏行 and Sakai, Tomoko and Minamimoto, Takafumi and Hirabayashi, Toshiyuki}, month = {Feb}, note = {2018年に設立された非ヒト霊長類脳イメージング研究の国際的なコンソーシアムであるPRIMatE Data Exchange (PRIME-DE)は、2020年も、研究コミュニティの連携を強化させることで、大きな飛躍を成し遂げた。最も特筆すべきことは、オープンサイエンスを普及し、再現性のある発見を加速させるために、霊長類脳画像の新しいデータシェアリングプラットフォーム(PRIMatE Resource Exchange, PRIME-RE)が設立されたことである。このプラットフォームの主な特徴は次の通りである。(1)データシェアリングにおける研究者の冗長なエフォートを最小限に抑えるために、Brain Imaging Data Structureの採用、バージョン管理、コード開発をサポートすることを目指している。(2)各研究者が自分たちで開発した脳画像データベースや解析パイプラインをユーザに紹介して、容易にそのサイトにアクセスできるようにする機能が追加された。(3)霊長類の脳画像解析のための新しいコミュニケーションチャンネル(PRIME-RE Mattermost-channel)が増設された。それに伴い、同年、私たちグループは、高磁場MRIを用いた霊長類脳標本MRIリポジトリ(Sakai et al., 2018)の第二フレーズとして、新たに霊長類9種の脳標本の脳解剖画像データセットを公開した。本研究成果は、Neuroimage誌のPRIME-DEの特集号論文として公表される予定である(Sakai et al., under reviewed)。  本発表では、上記のPRIME-REの紹介や霊長類脳標本MRIリポジトリの進捗報告と共に、国際的なサイエンスコミュニティとの霊長類脳画像のデータシェアリングや共同研究において、現場レベルで実際にどのようなことが行われているのか、どのような法律規制に注意すべきなのか、お互いに尊重した国際連携を高めるためにどのような課題が残っているのか、について考察する。これらの進捗報告や考察が、日本の霊長類の脳科学研究に携わる方々の2021年の研究活動の発展・加速に少しでも貢献できることを切望する。, 第9回日本マーモセット研究会大会}, title = {非ヒト霊長類の脳イメージング研究の発展・加速: 2020 年の国際的動向の進捗報告}, year = {2020} }