@misc{oai:repo.qst.go.jp:00081446, author = {森林, 健悟 and Moribayashi, Kengo}, month = {Dec}, note = {イオンビームに平行に0.1-0.6 T程度の磁場を掛けると生物効果が非常に大きくなるという観測が報告された[T. Inaniwa et al., Int. J. Radiat. Bio.. 95, 720 (2019)]。この生物効果が大きくなる理由は二次電子が磁場の影響を受けて回転運動し、それによりイオンビーム付近に戻り、この領域の線量が増加するためと考えられていたが、二次電子の磁場による回転半径が二次電子の飛程よりも非常に大きいため、この説は否定された。そこで、磁場の影響を受ける粒子は、磁場に垂直方向に動く荷電粒子であると考え、イオンビーム照射によって生じる熱膨張がこの生物影響に関連する可能性があることを見出した。本発表では、(i)動径線量シミュレーションの結果[K. Moribayashi., Nuclear Inst. Meth. in Phys. Res. B, 458, 190 (2019)]により、熱膨張のメカニズムを明らかにし[K. Moribayashi, X-Ray Spectrometry, 48, 708 (2019)]、(ii)磁場によって熱膨張の及ぼす領域が拡大し、それが生物効果を大きくすると言う仮説を提唱し、さらに、(iii)この仮説の検証実験の提案を行う。, 量子生命科学会第2回大会}, title = {磁場がイオンビームの生物効果を増大させる理由の検討:熱膨張仮説}, year = {2020} }