@misc{oai:repo.qst.go.jp:00081421, author = {大澤, 大輔 and 上原, 章寛 and 小西, 輝昭 and 寺田靖子 and 星野真人 and 上杉健太朗 and 武田, 志乃 and Ohsawa, Daisuke and Uehara, Akihiro and Konishi, Teruaki and Takeda, Shino}, month = {Dec}, note = {内部被ばく線量の精緻化において組織微細構造や細胞配列を保持したまま生体内の状態を反映した元素動態解析手法が望まれてきた。本研究では、骨へのウラン移行とその影響を明らかにするため、放射光マイクロCT技術を活用することで、酢酸ウランを投与したラット大腿骨のウラン濃集部位を骨構造と対応づけて3次元可視化・定量し、骨微細構造解析を行うことを目的とする。  骨は内部被ばく核種の分配が多く長期残存しやすい器官と見積もられており、骨からの核種代謝情報は内部被ばく線量・リスク評価に重要である。燃料デブリや汚染水、廃棄物処理などの福島原発廃炉作業の長期化を鑑みるに、ストロンチウムやウランなどの長寿命核種の線量・リスク評価高度化やその低減化に資する科学的知見の整備が求められている。しかしながら、現行の内部被ばく核種の骨移行評価は、カルシウムの体内動態モデルを基盤としたシミュレーションが主体であり、ウランにおいては体内動態や生体内での化学的性質が著しく異なるにもかかわらず、ストロンチウム、ラジウム等のアルカリ土類金属と同じモデル計算で評価されている(ICRP Publication 71)。血流から骨髄、さらには骨芽細胞・破骨細胞が多彩に連携・相互作用して織りなす骨形成・石灰化・リモデリングプロセスにおける核種の動態に関する科学的データが欠損している状況にある。  X線CTはX線透過画像から断層画像を非破壊的に再構成する技術であり、大型放射光施設SPring-8の高輝度、高指向性の単色X線を光源とすることで、汎用の医療診断用CTの分解能を超えるサブミクロンの空間分解能が達成される。さらに、注目する元素の吸収端前後の2波長における再構成画像からその元素のみの画像抽出も可能となる。本発表では、骨内部のウラン局在解析の詳細に加え、in vivoにおけるシングルセル内ナノ量子センサー(無機酸化物等)の3次元マッピングを可能とする研究開発についても展望する。, 量子生命科学会 第2回大会 ~量子による生命フロンティアへの挑戦~}, title = {放射光マイクロCTによる生体組織内元素動態の可視化・定量化法の検討}, year = {2020} }