@misc{oai:repo.qst.go.jp:00081235, author = {平野, 優 and 栗原, 和男 and 日下, 勝弘 and Ostermann, Andreas and 木村, 成伸 and 三木, 邦夫 and 玉田, 太郎 and Hirano, Yuu and Kurihara, Kazuo and Tamada, Taro}, month = {Nov}, note = {NADH-シトクロムb5還元酵素(b5R)はFADを補欠分子族として結合する酸化還元酵素で、2電子供与体であるNADHから1電子受容体であるシトクロムb5(b5)への電子伝達反応を担っている。電子伝達反応の過程においてb5Rは二電子還元型、一電子還元型など複数の酸化還元状態を取ることが知られている。このb5Rの酸化還元反応サイクルにおいてはヒドリドイオン(H-)とプロトン(H+)の移動を伴っている。そのため、水素原子を含めた高分解能立体構造情報を取得することは、b5Rの酸化還元反応サイクルの理解に必要不可欠である。本研究では、b5Rにおける水素移動経路を理解するため酸化型については中性子構造解析を行い、還元型については1 Å分解能を超える高分解能X線構造解析を行った。酸化型b5Rは2種類のpH条件で作製した結晶を用い中性子構造解析を行った結果、FAD周辺の水素結合ネットワークに立体構造変化が見られた。還元型b5Rについては、野生型と一電子還元型を安定化する変異体の結晶を作製しX線構造解析を行った結果、FADおよびNADH周辺に立体構造変化が観測された。以上の中性子構造解析とX線構造解析の結果から、水素移動反応に重要であると考えられる立体構造情報を取得することができた。, 日本結晶学会令和2年度年会}, title = {NADH-シトクロムb5還元酵素の結晶構造解析}, year = {2020} }