@article{oai:repo.qst.go.jp:00081207, author = {東, 達也 and Higashi, Tatsuya}, journal = {FBNews}, month = {Dec}, note = {核医学分野は近年新時代を迎え、診断中心の時代から、PET/SPECT核種による診断と治療用核種への置換による核医学治療あるいは標 的アイソトープ治療(Targeted RadioisotopeTherapy/TRT)がセットになった「theranostics」の時代に移行しつつある。また従来 TRTにはβ線核種(131 I, 89 Sr, 90 Y)が用いら れてきたが、近年α線核種を標識したTRT製剤が臨床応用された。α線TRTは高い治療効果が特徴で、2016年我が国でも塩化ラジウム223(223 Ra)製剤(商品名ゾーフィゴ)が保険承認された。223 Ra製剤は世界初のα線TRT製剤として前立腺がん骨転移に臨床応用され、従来の類似TRT製剤の塩化ストロンチウム89 Srでは達成出来なかった予後の延長を示し、欧米で2013年保険承認後、ブロックバスター薬( 1 千億円規模の売り上げを誇る製剤)となった。国内でも223 Raは承認翌年2017年には国内治療件数年間4,000件超と従来国内では主流のTRTであった甲状腺癌の131 I治療に匹敵する件数に達した1 )。今後も拡大を予想されるTRTだが、治療場所の確保が重要となる。医療法ではTRT薬剤投与に必須の場所が定められ、放射線管理区域(外 来では診療用放射性同位元素使用室、入院では放射線治療病室/ RI治療病室)が必要とされる。放射性ヨウ素131 Iによる甲状腺がんTRTではRI治療病室入院が必須で、国内では施設不足に長年悩まされてきた。本稿ではRI治療病室の最新動向と今後の展望を中心に示す。}, title = {RI治療病室の動向と展望}, volume = {528}, year = {2020} }