@misc{oai:repo.qst.go.jp:00080935, author = {栗原, 和男 and 田村, 格良 and 平野, 優 and 廣本, 武史 and 玉田, 太郎 and Kurihara, Kazuo and Hirano, Yuu and Hiromoto, Takeshi and Tamada, Taro}, month = {Nov}, note = {膜タンパク質やタンパク質複合体などの立体構造に基づいたタンパク質間相互作用の解明は、現代の生命科学において重要な研究領域である。これらのタンパク質は分子量が大きく、得られる結晶の格子長も大きいことが多い。高格子結晶からのブラッグ反射分離には冷中性子の利用が適している。JRR-3はビームホールに3本の冷中性子ビームラインを有し、高強度化のため中性子導管のスーパーミラー化がこれまで進められてきた。特に、昨年度は炉心に最も近く高強度化に大きく寄与する生体遮蔽体内導管が更新された。本高度化で得られる強度利得に対する評価も計算機シミュレーションにより進められてきている[1]。 そこで、試料結晶の格子長に応じて波長可変な機構を導入した冷中性子ビームラインでの回折装置設置の検討を行っている。現在は、中性子イメージングプレート検出器を用いたBIX-3,4をJRR-3炉室で運用しているが、ビームホールはバックグラウンドが低く抑えられる点で有利である。但し、単結晶回折では有効利用可能な角度分散は限定される。よって、本高強度化において、検討装置が利用する角度分散の利得成分を求めなければならない。そこで、C1-3ビームポートを設置位置と想定し、McStasを用いて"角度分散= ±0.5° 以内の中性子ビームをシミュレーションした。その結果、図1で示すような中性子束スペクトルが得られた(全角度分散の場合も併せて示す)。本発表では、さらに炉室中性子束との比較、モノクロメータを用い単色化した中性子による試料位置での中性子束を報告し、高格子結晶に対する本回折装置の測定性能を評価する。 [1] 研究炉加速器管理部編, JAEA-Review 2014-047, 94-97, (2014)., 日本中性子科学会第20回年会}, title = {JRR-3冷中性子ビームラインへのタンパク質単結晶中性子回折装置設置の検討}, year = {2020} }