@misc{oai:repo.qst.go.jp:00080821, author = {宮城敦子 and 西丸拓也 and 針谷のぞみ and 大野豊 and 長谷, 純宏 and Ono, Yutaka and Hase, Yoshihiro}, month = {Sep}, note = {近年、輸入稲わらの価格高騰や品質低下、収穫後の稲わらの鋤き込みや焼却による温室効果ガス発生のため、国産稲わらの飼料利用が推進されている。稲わらの原料であるイネ茎葉にはシュウ酸が多く含まれている。シュウ酸はカルシウムや鉄、マグネシウム等の2価の陽イオンと結合し不溶化するため、家畜にとってはミネラル不足や腎結石の原因物質である。そのため、家畜飼料として国産稲わらの利用を促進するためにはイネ茎葉の低シュウ酸化が望まれる。本研究では、低シュウ酸イネ系統の作出を目的として、イオンビーム照射(12C+6、320 MeV)イネ(コシヒカリ、M2世代)約800個体の代謝物解析を行った。まず、CE-QQQ-MSを用いて葉のシュウ酸含有量を調べたところ、イオンビーム照射イネの中から非照射イネの平均値に比べてシュウ酸含有量が1/10程度まで低下した個体を見出した。次に、これらの低シュウ酸個体における他の一次代謝物への影響を明らかにするため、メタボローム解析を行った。その結果、低シュウ酸個体では代謝物パターンが個体によって異なり、全体的に有機酸の減少傾向を示した個体や、シュウ酸周辺代謝物であるクエン酸やアスコルビン酸などの有機酸が減少した一方でアミノ酸が増加した個体が見出された。さらに、後代(M3)のシュウ酸含有量を測定した結果、シュウ酸含有量が非照射イネの平均値の約7割まで有意に減少した系統が得られた。, 日本植物学会第84回大会}, title = {イオンビーム照射イネのメタボローム解析}, year = {2020} }