@article{oai:repo.qst.go.jp:00080741, author = {太田, 直斗 and 相澤, 裕紀 and 厳島, 行雄 and Yasunori, Aizawa}, issue = {1}, journal = {認知心理学研究}, month = {Aug}, note = {Rosch et al.(1976)をはじめとするオブジェクト認知に関する先行研究では,上位カテゴリー(文具), 基本カテゴリー(ペン),下位カテゴリー(赤ペン)というカテゴリーの階層構造において,基本カテゴリー が最初に認識されることが主張されてきた.しかし , そのような先行研究では,「機能」という上位概念が どのように認識されるのかという問題は検討されてこなかった.本研究では,機能カテゴリー(切る)が, オブジェクトの認識システムにおいてどのような役割を担うのかについて,概念へのアクセスの速さに着目 して検討を行った.実験1, 2では機能カテゴリーによるオブジェクトの認識が上位カテゴリーよりも速く行 われることを明らかにした.RSVPによる検出課題を行った実験3では,機能カテゴリーと基本カテゴリー の検出成績(d’)の差は有意ではなかったが,機能カテゴリーは上位カテゴリーよりも検出成績が優れる ことが明らかとなった.これらの結果は,機能カテゴリーはオブジェクトの認識の初期段階で認識可能であ り,人工オブジェクトを認識するうえで重要な役割を担う概念であるということを示唆している.}, pages = {13--24}, title = {視覚的オブジェクトの「機能」による認識}, volume = {18}, year = {2020} }