@misc{oai:repo.qst.go.jp:00080418, author = {金崎, 真聡 and 浅井, 孝文 and 神野, 智史 and 檜原, 崇正 and 蔵満, 康浩 and 山内, 知也 and 小田, 啓二 and 福田, 祐仁 and Asai, Takafumi and Fukuda, Yuuji}, month = {Sep}, note = {レーザー駆動イオン加速実験では、近年、レーザーの高強度化やターゲットの改良により100 MeVに迫る陽子線の加速が確認されており、従来よりも小型の粒子線加速器開発等への応用が期待される。より高エネルギーかつ高品質なイオンビーム発生のためには、加速メカニズムを明らかにすることが重要であるが、そのためには、加速されたイオンのエネルギースペクトルや空間分布を高精度に評価する必要がある。このような状況下、イオンと同時発生するX線や電子線に感度を示さず、イオンのみをエッチピットとして計測可能なエッチング型固体飛跡検出器は、レーザー加速イオン計測において最も信頼性の高い検出器として利用されている。エッチング型固体飛跡検出器は材質により閾値が異なるため、例えば、代表的なCR-39は最大で27 MeVの陽子線の飛跡をエッチピットとして可視化するが、ポリカーボネートやポリエチレンテレフタレートは、それぞれ、炭素イオン、酸素イオンより重いイオンのみがエッチピットを形成する。このような閾値の違いを利用することにより、エッチング型固体飛跡検出器は、複数のイオン種が同時に加速されるレーザー駆動イオン加速実験においてイオン種の弁別計測を可能とする。一方で、検出器上に形成されるエッチピットは、開口部形状を解析することにより、入射したイオンのエネルギーや入射方向を特定することが可能である。また、二次元的にイオンを検出するため、入射イオンの情報に加えて、イオンの空間分布についても計測可能である。  本発表では、レーザー駆動イオン加速実験におけるエッチング型固体飛跡検出器の利用について、我々の研究グループの成果を中心に、エッチピット成長挙動による入射エネルギーとイオン種の評価手法について解説を行う。また、機械学習を利用したエッチピット解析に着手しており、その最新の成果についても報告予定である。, 日本物理学会 2020年秋季大会}, title = {固体飛跡検出器におけるエッチピット成長挙動に基づくレーザー加速イオンの特性評価}, year = {2020} }