@misc{oai:repo.qst.go.jp:00079812, author = {新家弘也 and 副島敬佑 and 山下晃 and 岩田康嗣 and 長谷, 純宏 and 大野, 豊 and 鈴木石根 and Hase, Yoshihiro and Ono, Yutaka}, month = {Mar}, note = {藻類を利用したバイオ燃料は次世代エネルギーとして注目されており、我々は、その候補として、これまで5種のハプト藻でしか合成することが知られていない超長鎖脂質アルケノンに着目している。しかし、アルケノンの生合成についてはほとんど分かっていないため、アルケノンを産生するハプト藻の1種であるTisochrysis lutea(T-Iso株)に重イオンビーム照射を行い、高オイル産生変異株の創出を行ってきた。ここでは、オイル高産生の1つの要因と考えられるアルケノンの分解が抑制されている変異株の探索と解析を行った。 最初に、現在まで選抜した高オイル産生変異株607株を96穴プレートで培養し、暗条件移行後の脂質蛍光強度の減少率からオイル分解抑制株を72株選抜した。次に、これら72株を角フラスコで培養し、暗条件移行後にアルケノン量の減少率が少ない6株を選抜した。最後に、6株について暗条件下における細胞内成分の経時変化を調べた結果、多糖量の減少率に野生株との差異は見られなかった。一方、変異体5株でTAG分解抑制が見られ、そのうち3株ではアルケノン分解抑制も同時に見られた。 今回選抜したアルケノン分解抑制株では、TAGのみ、またはアルケノンとTAGの分解が野生株よりも遅れて始まっていた。 そのため、これらの株では分解酵素遺伝子や脂質代謝の暗順応に変異が起きている可能性が示唆された。, 日本藻類学会第44回大会}, title = {重イオンビーム照射によるオイル分解抑制ハプト藻株の探索と解析}, year = {2020} }