@misc{oai:repo.qst.go.jp:00079386, author = {前島, 優貴 and 渡邊, 智彦 and 前山, 伸也 and 鈴木, 康浩 and 相羽, 信行 and Aiba, Nobuyuki}, month = {Sep}, note = {磁場閉じ込めによる核融合炉を実現するためには高温プラズマを長時間磁場の中に閉じ込める必要がある。H-mode の発見により閉じ込め性能が向上し、それに伴いプラズマの周辺領域にpedestal と呼ばれる密度、圧力の急勾配が生じることが分かっている。そこでは周辺局在モード(ELM)と呼ばれる熱や粒子の放出現象が起きる。放出された熱や粒子によって炉の内壁に大きな負荷がかかるため炉の寿命を縮めてしまう。特にITERではこの負荷がダイバータ板に損傷を与える恐れがあるためELMの影響を弱める必要がある。これまでの研究からELM の発生とピーリングバルーニング不安定性が関係していることが指摘されており、熱や粒子の放出量の定量的な評価を目指してMHDモデルを用いた非線形シミュレーションが行われてきた。しかし、物理的な飽和機構については明らかになっておらず、定性的な説明が求められている。 本研究では抵抗性 MHD モデルに基づく非線形シミュレーションコー(MIPS)を用い、ELMの線形成長段階から非線形飽和に至るまでの物理的過程を調べる。JT60-U に近い磁場配位のもとで、pedestal 領域で急峻な圧力勾配がある初期平衡から揺動の時間発展を追跡した。線形化モデルによる計算ではトロイダルモード数が8以上のモードに成長が見られた。しかし、理想MHD安定性解析コード(MINERVA[2])の結果ではモード数が 8 より小さいモードも成長しており、異なる結果を示している。原因として本研究で用いているモデルではプラズマの周りの領域を真空とせず、密度や圧力が小さな疑似真空領域として解いているため、ピーリングモードが不安定とならず、抵抗性バルーニングモードのみが成長していると考えることができる。現在、真空では電流がないことから疑似真空領域で抵抗を大きくし、成長率にどのような変化が見られるか調査を進めている。, 日本物理学会 2019年秋季大会}, title = {トカマクプラズマのペデスタル領域における圧力駆動モードの解析}, year = {2019} }