@misc{oai:repo.qst.go.jp:00079131, author = {石井, 賢司 and 浅野, 駿 and 藤田, 全基 and 山神, 光平 and 宮脇, 淳 and 原田, 慈久 and Ishii, Kenji}, month = {Dec}, note = {銅酸化物における高温超伝導は、モット絶縁体である母物質にキャリアとなるホール、または、電子をドープすることにより出現すると考えられている。しかし、電子ドープ側の電子状態のドーピング依存性はそれほど単純ではなく、キャリアの符号を反映するホール係数やゼーベック係数は不足ドープ域の非超伝導組成では負であるのに対し、超伝導が出現する組成付近での温度により符号反転を起こす領域を経て、ドープ量の多い組成では全温度域で正となる。ごく最近の報告では、電子とホールが共存する2キャリア状態が磁気輸送測定で観測される組成において超伝導が発現し、さらに、ホールが担う超流体密度が超伝導転移温度(Tc)にスケールする関係がホールドープ型のそれと非常によく一致することが示された。 このように、いわゆる電子ドープ型銅酸化物におけるホールの存在を検証し、その状態を知ることが銅酸化物高温超伝導の理解のために極めて重要な状況となっている。発表では、それを分光学的にかつ元素・軌道選択的に調べることが可能な実験手法であるRIXSを利用して行った結果について紹介する。, 科研費合同研究会2019}, title = {酸素吸収端X線分光によるT’型銅酸化物のホール探索}, year = {2019} }