@misc{oai:repo.qst.go.jp:00078469, author = {西久保, 開 and 長谷川, 真保 and 泉, 雄大 and 藤井, 健太郎 and 松尾, 光一 and 松本, 義久 and 横谷, 明徳 and Nishikubo, Kai and Hasegawa, Maho and Fujii, Kentaro and Yokoya, Akinari}, month = {Jan}, note = {アミノ酸残基のリン酸化などの化学修飾によって、生体内のタンパク質 の活性が制御されていることが明らかになりつつある。DNA二本鎖切断 (DSB)の修復に関連する二量体XRCC4もまた、DNA-PKによりリン酸化を 受け活性化し、DNAとDNAライゲースのLigIVを結ぶフィラメント状の会合 体の足場を形成することで修復を促進させる役割を持っている。リン酸 化によりアミノ酸残基の電荷が負電荷へと変わることで、XRCC4は活性化 構造へと変化すると推測される。私たちはこの仮説を実証するために、 リン酸化を受けたXRCC4の構造と活性の変化の相関を明らかにすること を目指している。本研究では、円二色性(CD)分光により水溶液中にお ける完全長のXRCC4の二次構造構成比を解析した。解析結果から、C末端 側のリン酸化部位であるセリンのうちの一つを負電荷のアスパラギン酸 で置換し、疑似的なリン酸化状態にした場合には、二量体では野生型と 構造に違いはなかった。一方、会合体の場合には、野生型と擬似リン酸 化体で二次構造に変化が見られた。これらの結果から、XRCC4のリン酸化 は、DSB修復時の会合状態の際に影響してXRCC4の構造を変化させ、DSB 修復活性に影響を与える可能性が示唆された。DNAは負電荷を持つため、 さらにNHEJの役割が不明なC末端側のリン酸化は、XRCC4の会合体で形成 されている足場を修復したDNAから取り外す可能性が考えられる。, 第33回日本放射光学会年会・放射光科学合同シンポジウム}, title = {UV-CDで見えてきたリン酸化によるXRCC4会合体の構造変化解析}, year = {2020} }