@misc{oai:repo.qst.go.jp:00078162, author = {酒井, 朋子 and 畑純一、太田裕貴、新宅勇太、木村直人、森進、岡野ジェイムス洋尚、濱田穣、岡野栄之、大石健一 and Sakai, Tomoko}, month = {Sep}, note = {ヒトのこころの働きとその障害としての精神・神経疾患を本質から理解するためには、その進化的起源を検討することは重要である。近年、ヒトと近縁な霊長類モデルにおける磁気共鳴画像(MRI)法などから、さまざまな認知機能と精神・神経疾患の原因回路が明らかにされつつある。そこで、本研究では、Johns Hopkins University(JHU)の森・大石研究室との国際連携のもと、日本モンキーセンター(JMC)が所有する霊長類脳標本コレクションを対象に、東京慈恵会医科大学の9.4テスラ高磁場MRI装置 (Bruker Biospin GmbH; Ettlingen, Germany)を用いて、T2強調画像と拡散強調画像を撮像し、霊長類脳画像リポジトリ“The Japan Monkey Centre Primates Brain Imaging Repository” (http://www.j-monkey.jp/BIR/index_e.html)を作成した(Sakai et al., Primates, 2018)。今年度中には、マーモセットからチンパンジーまでの27種の霊長類脳標本から得られたT2強調画像と拡散テンソル画像のコレクションを公開する予定である。T2強調画像ではRAREシーケンスを、拡散強調画像では、PGSEシーケンスを用いて撮像した。ユーザはJMCの連携研究申請の承認を得てから脳画像を無料で利用することができる。本リポジトリを用いて、さまざまな霊長類脳の線維連絡や領域の大きさを分析し、統合失調症、うつ病、自閉症スペクトラム、認知症などの精神・神経疾患の原因となる脳回路が進化の中でどのような位置づけになるかを明らかにすることが可能となる。これにより、精神・神経疾患の進化的起源について新しい生物学的知見を提示できると期待する。, 第47回日本磁気共鳴医学会大会}, title = {霊長類比較脳MRI研究のためのJMC霊長類脳画像リポジトリ:精神・神経疾患の進化的起源の解明に向けて}, year = {2019} }