@misc{oai:repo.qst.go.jp:00078033, author = {西久保, 開 and 長谷川, 真保 and 泉, 雄大 and 藤井, 健太郎 and 松本, 義久 and 横谷, 明徳 and Nishikubo, Kai and Hasegawa, Maho and Fujii, Kentaro and Yokoya, Akinari}, month = {Dec}, note = {アミノ酸残基のリン酸化などエピジェネティックな化学修飾によって、生体内のタンパク質はその活性が制御されていることが最近明らかになりつつある。DNA二本鎖切断(DSB)の非相同末端結合(NHEJ)修復におけるXRCC4もまた、DNA-PKによりリン酸化を受けることで、DNAリガーゼのLigIVの機能をサポートし、DNA修復を促進させる役割を持つと考えられている。しかし、XRCC4のC末端側は結晶化しない領域を含むため、部分的な結晶構造解析しか行われていない。このC末端側の領域は、1つしかリン酸化部位を持たないN末端側に対し、5つものリン酸化部位が集中していることが知られているが、NHEJ中での役割はまだ解明されていない。リン酸化によりアミノ酸残基の電荷が変わることで、XRCC4は活性化構造へと変化することが推測される。また、生体内ではXRCC4は二量体で存在するが、DSBを修復する際にはフィラメント状の会合体を形成すると報告されている。本研究では、リン酸化を受けたXRCC4の構造の変化を明らかにするため、円二色性(CD)分光により水溶液中における完全長のXRCC4の二次構造を調べた。二量体XRCC4の解析結果から、C末端側はb-strand構造をほとんど持たず、turn構造を多く保持していることが分かった。C末端側のセリンのうちの一つだけを負電荷をもつアスパラギン酸で置換し、疑似的なリン酸化状態にした場合は、二次構造に違いは見られなかった。一方、会合体XRCC4のCDスペクトルは、野生型と疑似リン酸化状態で違いが見られ、二次構造の変化が確認できた。これらの結果から、C末端側のリン酸化は、会合状態の際に影響し、DSB修復活性の変化に影響を与える可能性が示唆された。, 第42回日本分子生物学会年会}, title = {CDスペクトル測定を用いたリン酸化XRCC4タンパク質の活性化構造の探索}, year = {2019} }