@article{oai:repo.qst.go.jp:00077810, author = {東, 達也 and Higashi, Tatsuya}, issue = {147}, journal = {放射線と産業}, month = {Dec}, note = {将来、さらにQOL重視の傾向はさらに進み、個別化医療(precision medicine/ personalized medicine/ PM)、すなわち患者の遺伝的背景や個々のがん種に特徴的な生物学的・病理学的特性、バイオマーカー・分子標的を評価分析し、患者個人の体力、経済・環境要因なども考慮して最適な治療法を選択提供する医療の発展が予想される。個別化医療に直結する「theranostics(診断と治療の一体化)」なプローブの開発により、核医学分野では、診断用PET/SPECT核種による診断と核種の付け替え(治療用核種への置換)による治療、すなわち標的アイソトープ治療(Targeted Radioisotope Therapy/ TRT)の新時代を迎えている。近年α線製剤としてラジウム223が前立腺癌領域で初めて臨床応用され、従来のβ核種を凌駕する治療効果を示している。α線製剤の高い治療効果(高LET, 高RBE)と安全性は幅広い注目を浴びており、次なるα線核種としてアクチニウム225やアスタチン211の医学利用も期待されている。現時点でα線TRTの臨床応用は少ないが、国内でも複数のTRT臨床治験が始まり、臨床応用が期待されている。最新のTRT研究開発の現状を概説する。}, pages = {38--41}, title = {放射線の産業利用 医学における放射線利用-核医学分野の現状と展望-}, year = {2019} }