@article{oai:repo.qst.go.jp:00077778, author = {吉井, 幸恵 and 成田, 善孝 and 栗原, 宏明 and Yoshii, Yukie}, issue = {9}, journal = {医学のあゆみ}, month = {Nov}, note = {悪性脳腫瘍は現在、再発した場合の有効な治療法が乏しく、新規治療法の開発が望まれる。既存治療法が奏功しない原因として、腫瘍内部が低酸素化し治療抵抗性になることが知られる。これに対し我々は、低酸素化した腫瘍に高集積し治療効果を発揮する放射性薬剤64Cu-ATSMを開発している。これまでに、64Cu-ATSMが悪性脳腫瘍に対し高い治療効果を有することを非臨床試験で示してきた。また、非臨床毒性試験を実施し、本薬の治療薬としての安全性を確かめてきた。さらに、PET(陽電子放出断層撮影)臨床研究においては、Cu-ATSMが患者の悪性脳腫瘍に高集積することが示されている。こうした背景から我々は、64Cu-ATSMを治療目的で、世界で初めて人へ投与するファースト・イン・ヒューマン試験として、悪性脳腫瘍患者を対象とした第I相臨床試験を開始した。本稿では、本試験の開発プロセスと概要につき説明したい。}, pages = {883--887}, title = {日本発放射性薬剤64Cu-ATSMによる再発悪性脳腫瘍に対する革新的治療法の開発――非臨床試験~第I相臨床試験}, volume = {271}, year = {2019} }