@misc{oai:repo.qst.go.jp:00077770, author = {晴山, 慎 and 上野, 遥 and 大竹, 真紀子 and 唐牛, 譲 and 長岡, 央 and 磯部, 光孝 and 小川, 国大 and 小林, 真 and 草野, 広樹 and 内藤, 雅之 and 長谷部, 信行 and 小林, 正規 and 藤井, 雅之 and 山下, 直之 and Kusano, Hiroki and Naito, Masayuki}, month = {Oct}, note = {現在、JAXAにより月極域での掘削による水氷探査が検討されている。我々は、この検討に対し、月面探査車搭載型の中性子検出器により、移動しながら水がより多く存在する地点を探索する方法を提案し、0.1 wt.% WEHの水が検出可能であることを目標として、その探査法と検出器の検討を行った。 シミュレーション計算により、水素を100 ppm(水換算で0.09 wt.% WEH)含む月の土壌が、2m四方以上の広がりと1m以上の厚さの層として表層から50cm以内に存在すれば、検出可能であることが明らかになった。また、水が層状に分布する場合、その層の広がりと深さと厚さおよび層内の水素濃度または水素量について、観測から制限を加えることが可能であること、岩塊の存在は水の存在と区別でき、岩塊の大きさと深さを推定できる可能性があることを明らかにした。 水探査用検出器として、熱・熱外中性子検出器として薄いスズシートを巻いた3Heガス比例計数管(3HePC)、熱外中性子検出器として薄いカドミウムシートを巻いた3HePC、高速中性子検出器としてホウ素添加プラスチックシンチレーター(BLP)をそれぞれ用いることを提案した。それぞれの検出器要素について、中性子照射試験を行ったところ、スズシートおよびカドミウムシートを用いた3HePCによって、熱中性子と熱外中性子を弁別できることを実証した。また、BLP では、中性子捕獲の信号と高速中性子の入射エネルギーに依存した信号が得られた。今後は、月の水の存在形態について検討を加えながら詳細なシミュレーション計算を行い、実観測における水存在の判断基準の明確化を行う。また、検出器については、BLP による高速中性子の弁別実証するための解析を行い、予備設計、基本設計を進める予定である。, 日本惑星科学会 2019年 秋季講演会}, title = {月面探査車搭載型中性子検出器の開発の現状}, year = {2019} }