@article{oai:repo.qst.go.jp:00077576, author = {押川巧 and 船越義彦 and 今岡宏志 and 井口, 将秀 and 櫻井, 武尊 and 中平, 昌隆 and Iguchi, Masahide and Sakurai, Takeru and Nakahira, Masataka}, issue = {6}, journal = {低温工学}, month = {Nov}, note = {ITER は核融合発電を検証するために建設が進められている実験炉である。日本が調達責任を有しているトロイダル磁場コイル(TFC) は、高さ約17m、幅約9m のD 型形状の溶接鋼構造体であり、重要なITER 構成部品の一つである。ITER の運転温度である4K において、TFC の超伝導部に生じる電磁力を支えるためにTFC 容器は強化型オーステナイト系ステンレス鋼を使用する。また、高剛性を実現するために600mm を超える板厚を有し、かつ複雑な三次元形状を呈している部材もある。鍛造後の機械加工量を最小化するために、最終形状に極力近づけた仕上げ形状に鍛造する必要がある。しかし、このような鍛造プロセスを適用して極厚複雑形状部材を製造した実績はないため、二種類の極厚複雑形状材料の実規模試作を行い、自由鍛造による製造プロセスの検証、超音波探傷試験、冶金試験、常温及び4K での機械特性試験を実施した。その結果、自由鍛造プロセスを用いた鍛造によって最終形状に近い鍛造仕上げ形状を実現できること、及びこれらの材料がITER 要求値を上回る材料特性を有していることを確認した。これらの試験結果を受けて、実機TFC容器用材料の製造に着手した。また、実機TFC容器用材料でも同様の試験を行い、4K極低温機械特性も含めた全ての項目において、ITER要求値を満足していることを確認しており、研究開発成果を用いることで、大量生産においても、安定的に高品質な材料を製造できることを実証した。}, pages = {452--458}, title = {ITER TFコイルケース用316LNH鋼鍛鋼品の製造}, volume = {54}, year = {2019} }