@article{oai:repo.qst.go.jp:00077575, author = {井口, 将秀 and 久重, 哲郎 and 中平, 昌隆 and Masahide, Iguchi and Tetsuo, Hisashige and Masataka, Nakahira}, issue = {6}, journal = {低温工学}, month = {Nov}, note = {量研機構では、ITER TFコイルのラディアルプレート(RP)製作の合理化として、熱間等方加圧(HIP)拡散接合の適用を試作・試験を通して検討し、結果を基に日本機械学会において規格化した。1300℃においてHIP拡散接合熱処理を行うと、結晶粒が成長し、粗粒となる。ホール・ペッチ則で広く知られているように、結晶粒が粗粒となると、引張及び疲労強度が低下する。構造健全性を担保するためには、HIP拡散接合部の4Kでの機械強度を把握する必要があるが、試作試験で使用された素材よりも粗粒な材料を将来適用する可能性がある。そのため、試作試験時よりもさらに粗粒となる可能性があり、引張及び疲労強度の低下度合いを把握することが構造健全性を確保する上で大変重要である。そこで、本論文では、FM316LNH鍛造材を用いて、熱処理温度、加圧の有無、HIP拡散接合界面の有無の組み合わせで10種類の試験体を準備する。そして、これらの処理条件の組み合わせが与える、粒成長、機械特性、HIP接合界面の品質への影響を明らかにする。また、引張試験を室温(RT)、77K、4Kで、疲労試験を4Kで行い、JSME規格の設計方法が適用可能かどうかを確認する。さらに、得られた引張試験結果と結晶粒径の関係と、引張強度の強化元素である窒素と炭素の含有量(C+N)と引張強度の関係式とを組み合わせることで、C+Nも考慮した引張強度と結晶粒との関係を定式化することを試みる。さらに、引張試験結果と結晶粒径との関係を用いて、疲労強度と結晶粒径の関係を表す評価式を提案する。}, pages = {477--484}, title = {熱間等方加圧拡散接合処理による粗粒化がFM316LNH 継手及び母材の極低温引張及び疲労特性に与える影響}, volume = {54}, year = {2019} }