@article{oai:repo.qst.go.jp:00077547, author = {松井, 隆太郎 and 岸本, 泰明 and 福田, 祐仁 and Fukuda, Yuuji}, issue = {10}, journal = {ISOTOPE NEWS(アイソトープ ニュース)}, month = {Oct}, note = {宇宙空間には,宇宙線と呼ばれる,高エネルギー粒子が存在している。このような高エネルギー宇宙線は,光速の99%以上の速度を有しており,主に, 恒星が寿命を迎えたときに起こる超新星爆発にともなう衝撃波(無衝突衝撃波と呼ばれる)によって加速(=衝撃波統計加速)された粒子であると考えら れている。近年のレーザー技術の進展に より,レーザー光の高強度化・小型化が進み,物質 に高強度のレーザー光を照射することで,地上にお いても,宇宙空間で見られるような衝撃波を発生させることが可能となった。 今回,筆者らのグループは,大規模計算機シミュレーションにより,水素クラスター(球形の固体水素)に高強度のレーザー光を照射した場合に,クラ スター内部で衝撃波が生成・伝播し,最終的に光速の65%に相当する0.3 GeV(ギガ電子ボルト)のエ ネルギーをもった指向性の高い(方向の揃った)陽子線が発生することを発見した。この発見は,陽 子線を光速近くまで加速することのできるレーザー 駆動型のイオン加速器の実現につながる新たな知見であり,更に,高エネルギー宇宙線の起源を解明す る研究の一助となることも期待される。本稿では, レーザー照射によりプラズマ中に生成した衝撃波を 利用した,新しい高エネルギー陽子線発生機構について解説する。}, pages = {2--5}, title = {宇宙線発生の仕組みを利用した新たな加速器の提案}, volume = {765}, year = {2019} }