@misc{oai:repo.qst.go.jp:00077417, author = {玉田, 太郎 and 廣本, 武史 and 西川, 幸志 and 井上, 誠也 and 平野, 優 and 樋口, 芳樹 and Tamada, Taro and Hiromoto, Takeshi and Hirano, Yuu}, month = {Nov}, note = {[NiFe]ヒドロゲナーゼはNi-Fe活性部位、Mg中心、および鉄-硫黄クラスターを有し水素の合成・分解を両方向に触媒できる。これまでに行われたDesulfovibrio vulgaris Miyazaki F株由来[NiFe]ヒドロゲナーゼのX線構造解析から、Ni-Fe活性部位は4つのシステイン残基由来の硫黄原子により配位された2つの八面体型配位錯体構造を形成していることが明らかになった。さらに、酸化型(不活性状態)ではNi-Fe間には酸素種が、還元型(活性状態)ではヒドリドが架橋されていることが、それぞれX線結晶構造解析と単結晶EPR解析から示された。ヒドリドの存在を同定したX線結晶構造は0.89 Åの超高分解能であったが、その電子密度解釈においては異論もあり、また水素分解反応において発生するプロトンの輸送経路は不明なままである。 現在、酸化型・還元型の双方でNi-Fe間に架橋されている原子種とその結合状態、およびプロトン輸送経路を水素原子の直接観察に長けた中性子回折により明らかにすることに取り組んでいる。これまでに、酸化型・還元型の双方とも、重水環境下で1mm3を超える大型結晶の作製に成功しており、気流下で凍結させることで良質な回折点を得ることが出来た。すでに、2つの中性子施設(J-PARC/MLFおよび米国SNS)において100 K下で回折実験を実施済みで、酸化型は2.0 Å、還元型は1.92 Åおよび2.4 Å分解能で処理した回折データを用いて現在構造精密化中である。, 日本結晶学会令和元年度年会}, title = {Desulfovibrio vulgaris Miyazaki F株由来[NiFe]ヒドロゲナーゼの 中性子回折実験}, year = {2019} }