@misc{oai:repo.qst.go.jp:00077334, author = {竹川, 弘基 and 小栗, 良太 and 辻, 厚至 and 古川, 高子 and Tsuji, Atsushi and Furukawa, Takako}, month = {Nov}, note = {[目的]低酸素イメージング剤18F-FAZAや64Cu-ATSMはがんの予後予測、治療方針決定に大きく貢献すると期待されている。先行研究より、がん細胞を低酸素下で長期間培養することが、がん幹細胞性獲得に深く関わりNADHに依存するCtBPの発現および64Cu-ATSMの集積を増加させていることが確認された。本研究では、がん細胞の低酸素下での長期培養が18F-FAZAの集積に変化をもたらすのか検討した。 [方法]U87MG、MCF7を20%O₂または5%O₂下で3か月以上培養し、各酸素濃度条件に細胞を順化させた。上記の条件によって18F-FAZAの集積に変化が現れるかを、タンパク量当たりの細胞への集積量で比較した。また、細胞質のNADH/NAD⁺比によって18F-FAZAの集積に変化が現れるかを、10mMのピルビン酸塩または乳酸塩を加えた培地を用いて、同様に比較した。 [結果・考察]5%O₂下で培養した細胞への18F-FAZAの集積が、20%O₂下で培養した細胞への集積と比較して有意に増加し、18F-FAZAもがん細胞が低酸素に長期間曝されることによるがん細胞の性質変化を捉えていることが示唆された。しかし、18F-FAZAの集積は、64Cu-ATSMとは異なり集積時の細胞質のNADH/NAD⁺比によって有意に変化せず、64Cu-ATSMの集積に深く関わるNADHに依存するCtBPが引き起こすエピジェネティックな変化ではない別の要因が関与している可能性が示唆された, 第59回日本核医学会学術総会}, title = {18F-FAZAの集積と低酸素による細胞の性質変化との関係に関する検討}, year = {2019} }