@misc{oai:repo.qst.go.jp:00077332, author = {小栗, 良太 and 竹川, 弘基 and 辻, 厚至 and 古川, 高子 and Tsuji, Atsushi and Furukawa, Takako}, month = {Nov}, note = {64Cu-ATSMは18F-FAZAなどのnitroimidazole系の低酸素イメージング剤とともに、高い腫瘍集積が予後と相関することが報告されているが、腫瘍内分布が異なり、64Cu-ATSMの腫瘍集積と低酸素の関係に疑問が呈されている。本研究では、64Cu-ATSMの集積と細胞質の酸化還元状態に注目し、細胞質の酸化還元状態の変化させたときの64Cu-ATSMと18F-FAZAの細胞集積の関係を比較検討した。 【方法】細胞質の酸化還元状態は指標であるNADH/NAD⁺比を緑色/赤色の蛍光強度の比として示すタンパク質Peredoxを発現させたアストロサイトーマ由来のU87MG細胞(以下U87PD)を用いて測定した。U87PDを常酸素状態(酸素濃度20%)あるいは低酸素状態(酸素濃度2%)で2時間培養した後、共焦点蛍光顕微鏡を用いて緑色/赤色蛍光比と64Cu-ATSM、18F-FAZAの細胞集積率を測定した。常酸素状態で10mMのピルビン酸塩または乳酸塩を加えた培地で2時間培養した場合においても同様に緑色/赤色蛍光比と64Cu-ATSM、18F-FAZAの細胞集積率を測定した。 【結果・考察】低酸素状態で培養した細胞では常酸素状態で培養した細胞と比べ、細胞質のNADH/NAD⁺比の上昇が観察され、同時に(_^64)Cu-ATSM、18F-FAZAの細胞集積の上昇も確認された。また、乳酸塩の添加により細胞質のNADH/NAD⁺比が上昇した状態の細胞では、(_^64)Cu-ATSMの集積は上昇したが18F-FAZAの集積は変化しなかった。つまり、低酸素下において細胞質が還元状態を示し、その還元状態に応じて(_^64)Cu-ATSMが集積した一方18F-FAZAの集積には細胞質の酸化還元状態が関連していないことが示唆された。, 第59回日本核医学会学術総会}, title = {細胞質の酸化還元状態変化によるCu-ATSMとF-FAZAの集積比較}, year = {2019} }