@misc{oai:repo.qst.go.jp:00077296, author = {伊原, 智一 and 野口, 実穂 and 横谷, 明徳 and Ihara, Tomokazu and Noguchi, Miho and Yokoya, Akinari}, month = {Nov}, note = {細胞周期が持続的に停止し、分裂しなくなった細胞のことを老化細胞と呼ぶ。細胞の老化は細胞分裂に伴うテロメアの短縮によって起こる他、DNAに損傷が生じ、その損傷が修復できなかった場合でも起こることがある。DNA損傷を持ったままの細胞が細胞周期を進行させるとがん化のおそれがあることから、このような細胞の老化はがん化の抑制機構であると考えられている。一方で、老化した細胞からは自身の周囲の細胞に対して炎症やがん化を促進させる物質が放出されることが報告されている。このことから、老化細胞内の環境は、正常な細胞のそれとは大きく異なっていることが推測される。また、細胞の老化の誘導にはオートファジーが関係していることが報告されており、細胞の老化誘導過程及び老化細胞内でオートファジーがどのような役割を果たしているのかを明らかにすることを目的としている。  現時点では、X線を20 Gy照射したヒト線維芽細胞から抽出したタンパク質、特にLC3やリン酸化p62といったオートファジーに関連するタンパク質の発現動態をウエスタンブロットを用いて調べている。また、細胞内環境の測定手法としてナノダイヤを導入するために、現在、細胞への導入の条件や測定方法などを検討している最中である。, 第一回量子生命科学会若手の会}, title = {放射線がもたらす細胞老化とオートファジーの関係}, year = {2019} }