@misc{oai:repo.qst.go.jp:00077295, author = {鈴木, 碧海 and 横谷, 明徳 and Suzuki, Ami and Yokoya, Akinari}, month = {Nov}, note = {細胞間における情報伝達の過程において、シグナル伝達物質のバリエーションに依存するだけではなく、その物質の疎密波も情報の送受信に利用されている可能性を検討する。本研究では、細胞内でセカンドメッセンジャーとして機能するCa2+に着目し研究を行う。通常細胞内のCa2+は、Ca2+貯蔵部位の小胞体で保持されている。細胞外から刺激を受けると、細胞内Ca2+濃度は小胞体膜上のチャネルの開閉により上昇・下降を繰り返す。この現象はCa振動と呼ばれており、様々な生理現象に関与している。本研究では細胞間の情報伝達の前段階として、放射線刺激による細胞内Ca2+の時間的な振動構造が現れるかを検討した。まず、非照射細胞を用いてCa2+濃度の測定法を検討した。 今回は、ヒト正常繊維芽細胞に対してCa2+特異的な蛍光プローブを導入し、蛍光顕微鏡を用いてタイムラプス撮影を行った。撮影の結果から、観察開始時の蛍光強度を1とした時の相対蛍光強度を算出したところ、多くの細胞で時間経過に伴う若干の蛍光上昇が観察され、一部の細胞では一過性の急激なCa2+濃度の上昇と下降が見られた。 今後は放射線刺激による細胞内Ca2+濃度変化を観察し、細胞核やオルガネラなど、細胞局所でのCa2+濃度変化を合わせて検討する。, 第一回量子生命科学会若手の会}, title = {細胞内シグナルとしてのCa2+ダイナミクスの測定法の検討}, year = {2019} }