@article{oai:repo.qst.go.jp:00077178, author = {松村, 武 and 道村, 真司 and 稲見, 俊哉 and Inami, Toshiya}, issue = {5}, journal = {放射光}, month = {Sep}, note = {鏡映面も反転心ももたない結晶構造をもつ f 電子系キラル磁性体 Yb (Ni1-xCux)3Al9 について,ゼロ磁場でのらせん磁気構造と,磁場中で形成される磁気ソリトン格子状態を共鳴 X 線回折によって観測した。右型と左型それぞれの結晶構造をもつ試料を用意し,円偏光ビームを使ってらせんのヘリシティ(巻き方)との関係を調べた結果, 1 対 1の対応関係があることがわかり,確かにジャロシンスキー守谷型の反対称相互作用が存在していることを示す。 また,らせん磁気秩序の伝播ベクトル( 0, 0, q )と垂直な方向に磁場をかけると,強磁性成分の発達とともにらせんがほどけて周期が長くなっていき,同時に, 2倍高調波(0, 0, 2q)や3倍高調波(0, 0, 3q)成分が発達してくる。これは,局所的ならせんのひねりが周期的に並んで磁気ソリトン格子が形成されることを示している。バルク試料の磁化過程から予想されていた f 電子系初のキラルソリトン格子の観測がいかになされたか,また,そこからわかってきた f 電子系キラル磁性体の特徴について紹介する。}, pages = {239--249}, title = {f電子系キラル磁性体Yb(Ni1-xCux)3Al9 における磁気ソリトン格子の形成}, volume = {32}, year = {2019} }