@misc{oai:repo.qst.go.jp:00076893, author = {大澤, 大輔 and 小林, 亜利紗 and 小西, 輝昭 and Ohsawa, Daisuke and Kobayashi, Alisa and Konishi, Teruaki}, month = {Sep}, note = {有人宇宙探査や長期宇宙滞在において問題となる宇宙線被ばくは、高LET多核種粒子線の低線量率被ばくと特徴付けられ、従って、混在する非照射細胞へのバイスタンダー効果が無視できず、その機序解明には照射/非照射細胞を打ち分けられるマイクロビーム照射技術が有効な手段となる。マイクロビーム細胞照射装置SPICEは、直径約2 mに集束させた任意個数の陽子線を細胞核/質に400個/分で標的照射できる高い照射精度とハイスループットを実現している。その一方、大量に出来上がる細胞蛍光画像については個々の細胞ごとに手作業で解析しており、律速要因となっていた。そこで、本研究では、これら蛍光画像を高速かつ自動的に数値化できる解析マクロを開発した。具体的には、1試料あたり数百枚に及ぶ高解像度蛍光顕微鏡画像に対して、1.蛍光波長ごとに周辺光量低下による陰影(シェーディング)を補正、続いて、タイリング処理し、さらに、2. タイリング画像内の全細胞核に対して局所適応型閾値処理を施すことで、過不足なく核領域を抽出し、アーチファクトを含まない、高信頼の数値化が可能となった。なお、本マクロは、開発言語として、米国国立衛生研究所の画像処理ソフトウェアであるImageJのマクロ言語を採用しており、高い汎用性も具備している。バイスタンダー研究への応用として、照射領域(800x1600 um)の細胞核にSPICEマイクロビームを照射し、非照射領域(1600x1600 um)を含む広領域内の全細胞核について、DNA二本鎖切断損傷・修復タンパク質g-H2AX, 53BP1の動態を免疫蛍光染色法により追跡したところ、非照射領域での有意な蛍光強度を定量でき、開発マクロがバイスタンダー応答観測に有効であることを実証した。, 日本宇宙生物科学会第33回大会}, title = {マイクロビーム照射細胞の蛍光画像解析マクロの開発と バイスタンダー研究への応用}, year = {2019} }