@misc{oai:repo.qst.go.jp:00076829, author = {松本, 真之介 and 米内, 俊祐 and Matsumoto, Shinnosuke and Yonai, Shunsuke}, month = {Sep}, note = {目的:炭素線治療はその線量分布と生物学的影響により、高い局所制御率を達成している。他方で、放射線治療後の生存日数が高くなるにつれ2次がんリスクが増大すること及び小児においては成人に比べて2次がんリスクが高くなることが知られている。2次がんリスクの評価においては、線量のみならず線質の評価も生物影響の観点から重要である。本研究は小児の頭蓋内炭素線治療における2次粒子の線質を評価するため、モンテカルロ計算を用いて線質係数の分布を算出することを目的とした。 方法:従来から放射線防護分野では線質の指標として放射線荷重係数が用いられてきたが、実験的な評価が不可能なこと及び防護量のため、当該指標は正確な2次がんの推定には不向きである。本研究においては線質を評価する指標としてLETの関数である線質係数を用いた。モンテカルロコードPHITS及びフロリダ大学が開発した5歳女児のボクセルファントムを用いてスキャニング法とパッシブ法の線質係数を算出した。線量当量は生体が受けた吸収線量の値に線質係数を乗じたものと定義されているため、線質係数の算出は線量当量の値を吸収線量の値で除して求めた。PHITSの計算においては、吸収線量はT-depositを用いて、線量当量はdedxfncオプションを有効にしたT-depositを用いて求めた。 結果:スキャニング法とパッシブ法ともに2次粒子の線質係数は照射野端からの距離とともに増加する傾向にあった。2次粒子の線質係数はパッシブ法がスキャニング法に比べてどの距離においても低い値を示した。 結論:炭素線治療時にで患者が受ける2次粒子の線質の分布を線質係数を用いて明らかにした。, 第118回日本医学物理学会学術大会参加・発表}, title = {Monte Carlo study of out-of-field exposure in carbon-ion radiotherapy: Quality Factor in pediatric brain tumor treatment}, year = {2019} }