@article{oai:repo.qst.go.jp:00076442, author = {澤田, 真一 and 安川, 政宏 and 越川, 博 and 喜多村, 茜 and 比嘉, 充 and 八巻, 徹也 and Sawada, Shinichi and Koshikawa, Hiroshi and Yamaki, Tetsuya}, issue = {4}, journal = {日本海水学会誌}, month = {Dec}, note = {現在の日本では、カチオン交換膜(CEM)とアニオン交換膜(AEM)を用いた電気透析で海水を濃縮した後、濃縮海水の水分を蒸発させることで食塩を生産している。そこで本研究では、海水濃縮工程の電気透析効率の向上を目指し、重イオンビームグラフト重合法によってCEMとAEMの開発を進めた。エチレン・テトラフルオロエチレン共重合体基材膜に対して重イオン(129Xeまたは84Kr)を照射した後、スチレンのグラフト重合とスルホン化でCEM、クロロメチルスチレンのグラフト重合と四級化でAEMを作製した。これらのCEMとAEMは、一次元のイオン伝導経路という特異的な構造を有するため、イオンを極めて透過し易く、膜抵抗が低いことが明らかとなった。海水濃縮試験では、市販膜を用いた場合と比較し、低い電解電圧でも海水を高濃度に濃縮できた。重イオンビームグラフトCEM、AEMの海水濃縮への高い適用性を実証した。}, pages = {208--216}, title = {高エネルギー重イオンビームによる海水濃縮用カチオン、アニオン交換膜の開発}, volume = {73}, year = {2020} }