@misc{oai:repo.qst.go.jp:00076296, author = {崔, 星 and 鈴木, 雅雄 and 山田, 滋 and Sai, Sei and Suzuki, Masao and Yamada, Shigeru}, month = {Jul}, note = {背景と目的  膵癌は悪性度が高い難治性癌の代表格であり、未だ画期的な有効治療法がない。近年、薬剤耐性や再発と深く関わっているとされる癌幹細胞を制御するmicroRNA (miRNA)を標的とした治療戦略が注目され、多数報告されている。本研究は、炭素線単独或は癌幹細胞を制御するとされるmiRNA-200c mimicとの併用、さらにGemcitabine (GE)との併用による膵癌幹細胞への殺傷メカニズムについて調べる。 方法  ヒト膵臓癌細胞株PANC1とPK45から、超高速セルソーターFACSAria1を用いて癌幹細胞マーカーCD44とESA蛍光抗体にて分離・収集し、これら癌幹細胞に対して、炭素線単独或はmiRNA-200c mimic、さらにGEMとの併用による細胞生存、colonyやspheroid形成能、apoptosisやautophagy関連遺伝子発現誘導などについて検討した。 結果  癌幹細胞(CD44+/ESA+細胞)と非癌幹細胞(CD44-/ESA-細胞)にmiRNA-200c mimic(10 nM)をtransfectionした結果、有意に両細胞集団の増殖を抑制することが認められ、炭素線照射との併用ではさらに細胞生存率を抑えた。また、X線、炭素線照射単独に比べ、miRNA-200c mimicとの併用時にcolonyとspheroid形成能ともにに低下させ、その上GEMを併用するとより顕著に低下させた。炭素線とmiRNA-200c mimicとの併用はapoptosis 関連遺伝子BAX、autophagy関連遺伝子Beclin1、p62等の発現を誘導し、その上GEMを併用するとより顕著に上昇させることが認められた。 結論  炭素線とmiRNA-200c mimic併用、さらにGEMを併用することは炭素線照射単独に比べ有意に膵癌幹細胞殺傷することが認められ、炭素線治療効果増強する可能性を示唆した。, 第50回日本膵臓学会大会}, title = {膵癌幹細胞に対する 炭素線と miRNA-200c mimic、 Gemcitabine と の併用によ る 殺傷機序}, year = {2019} }