@misc{oai:repo.qst.go.jp:00076228, author = {廣本武史 and 西川幸志 and 井上誠也 and 平野優 and 樋口芳樹 and 玉田太郎 and Hiromoto, Takeshi and Hirano, Yuu and Tamada, Taro}, month = {May}, note = {ヒドロゲナーゼは,水素分子に作用し,ヘテロリ ティック開裂により生成したヒドリドから2つの電子を抽出する反応を可逆的に触媒する.人工的な白金レス触媒の開発やバイオ燃料電池への応用など産業利用の観点から,ヒドロ ゲナーゼの水素を合成あるいは分解する「しくみ」の解明に大きな注目が集まっている.硫酸還元菌 D. vulgaris Miyazaki F株由来[NiFe]-ヒドロゲナーゼは,活性中心にNi-Fe二核金属錯体を有する分子量約10万の膜結合性タンパク質である.酸素感受性を有するタイプに属し,溶存酸素により一時的に不活性化するものの,基質である水素との反応により再活性化することが知られている.好気条件下での精製により得られる不活性な酸化型酵素のNi-Fe活性中心は,Ni-A,Ni-Bと呼 ばれる2種類のEPRスペクトルを示し,それぞれ異なる酸化修飾を受けた2種類の構造に起因すると考えられている.  本研究では,異常分散効果を利用した高分解能なX線結晶構造解析により不活性酸化型酵素に現れる各酸化状態の立体構造を明らかにすると共に,各酸化状態が水素の分解を伴って再活性化されて行く過程の可視化を試みた.また,水素原子の直接観察に長けた中性子ビームを用いることで,再活性化過程における活性中心近傍に位置する水素原子の挙動を明らかにし,本酵素が如何に水素分子を分解 しているのか,その「しくみ」の全容解明を目指す., 量子生命科学会第1回大会}, title = {複数の量子ビームを用いたヒドロゲナーゼの立体構造解析}, year = {2019} }