@misc{oai:repo.qst.go.jp:00076188, author = {平野, 優 and 栗原, 和男 and 日下, 勝弘 and Ostermann, Andreas and 木村, 成伸 and 三木, 邦夫 and 玉田, 太郎 and Hirano, Yuu and Kurihara, Kazuo and Tamada, Taro}, month = {Jun}, note = {哺乳類の小胞体膜に存在するNADH-シトクロムb5還元酵素(b5R)は、脂肪酸の代謝やコレステロール合成などに関与する酸化還元タンパク質である。b5Rの酸化還元反応サイクルにおいては、2電子供与体であるNADHから1電子供与体であるシトクロムb5への電子伝達が行われる。またその過程では、b5Rに結合するFADとNADH間におけるヒドリドイオン(H-)とプロトン(H+)の移動が伴うと報告されている。そのため、外殻電子や水素原子を含めた高分解能の立体構造情報を得ることは、b5R酸化還元反応系における分子機能の理解に必要不可欠である。 これまでブタ肝臓由来のb5Rおよびb5において、高分解能のX線結晶構造が報告されている(M. Yamada et al., 2013; K. Takaba et al., 2017; Y. Hirano et al., 2015)。本研究では、酸化型b5Rについては溶媒の水素原子を含めた立体構造情報を取得するために中性子構造解析を行い、還元型b5Rについてはより高分解能での構造解析を目指してX線構造解析を行った。その中で酸化型b5Rの中性子構造解析においては、FAD周辺の水分子の水素原子を含めた水素結合ネットワークが明らかとなった。還元型b5Rについては、大型放射光施設SPring-8のBL44XUにおいてX線回折データ収集を行った結果、1 Å分解能を超える回折点を観測することに成功した。, 第19回日本蛋白質科学会年会 第71回日本細胞生物学会大会 合同年次大会}, title = {NADHシトクロムb5還元酵素反応系の高分解能構造解析}, year = {2019} }