@misc{oai:repo.qst.go.jp:00076166, author = {玉田, 太郎 and 廣本, 武史 and 西川, 幸志 and 井上, 誠也 and 平野, 優 and 樋口, 芳樹 and Tamada, Taro and Hiromoto, Takeshi and Hirano, Yuu}, month = {Jun}, note = {[NiFe]-ヒドロゲナーゼはNi-Fe活性部位、Mg中心、および鉄-硫黄クラスターを有し、水素の合成・分解を両方向に触媒できる。これまでに行われたDesulfovibrio vulgaris Miyazaki F株由来[NiFe]-ヒドロゲナーゼのX線構造解析から、Ni-Fe活性部位は4つのシステイン残基由来の硫黄原子により配位された2つの八面体型配位錯体構造を形成していることが明らかになった。さらに、酸化型(不活性状態)ではNi-Fe間には酸素種が、還元型(活性状態)ではヒドリドが架橋されていることが、それぞれX線構造解析と単結晶EPR解析から示された。ヒドリドについては、0.89Å分解能のX線結晶構造解析によってもその存在が示唆されているが直接的証拠が得られた状況ではなく、水素分解反応において発生するプロトンの輸送経路は不明なままである。 現在、酸化型・還元型の双方でNi-Fe間に架橋されている原子種およびその状態、およびプロトン輸送経路を水素原子の直接観察に長けた中性子回折により明らかにすることに取り組んでいる。すでに、酸化型・還元型の双方とも、重水環境下で1mm3を超える大型結晶の作製に成功しており、2つの中性子施設(J-PARC/MLFおよび米国SNS)において100K下で回折実験を実施済みである。特に酸化型については、2.0Å分解能を超える回折点の確認に成功している。, 第19回日本蛋白質科学会年会 第71回日本細胞生物学会大会 合同年次大会}, title = {Desulfovibrio vulgaris Miyazaki F株由来[NiFe]-ヒドロゲナーゼの中性子回折実験}, year = {2019} }