@misc{oai:repo.qst.go.jp:00076155, author = {鈴木, 基史 and 松本, 謙一郎 and 中西, 郁夫 and 長谷川, 純崇 and Suzuki, Motofumi and Matsumoto, Kenichiro and Nakanishi, Ikuo and Hasegawa, Sumitaka}, month = {Jun}, note = {【目的】放射線をはじめとする様々な酸化ストレスはオートファジーと呼ばれる機構を誘導する。オートファジーは、ストレスを受けた細胞内成分を除去することで細胞を傷害から防護する。また、オートファジーは細胞周期を制御することで遺伝的な異常の発生を防ぐことでも知られている。同様に、細胞周期の進行と直接的に関連して細胞を防護する機構として細胞周期チェックポイントが知られている。このように両機構は類似した機能を有するものの、両者の関係性についてはほとんど明らかとなっていない。そのため、この点について解明することを目的として本研究を行った。 【結果】膵がん細胞株に6 Gy のX 線を照射し、オートファジー活性の経時的変化について観察したところ、照射から12 時間後にその活性が最大となった。また同条件における細胞周期について評価したところ、照射から12時間後にG2 期の割合が最大となった。次にG2 期チェックポイントを低分子化合物により阻害したところ、照射によって誘導されたオートファジー活性が有意に抑制された。加えて、この時の細胞生存率はX 線単独に比べてチェックポイント阻害剤とX 線の併用により有意に減少した。これらの結果は、オートファジーと細胞周期チェックポイントの間には相互制御機構が存在し、放射線抵抗性に寄与することを示唆している。, 第72回日本酸化ストレス学会学術集会}, title = {X線によって誘導されるオートファジーと細胞周期チェックポイントとの相互制御機構}, year = {2019} }