@misc{oai:repo.qst.go.jp:00076154, author = {牧野, 祐典 and 福井, 浩二 and C. Krishna, Murali and 中西, 郁夫 and 松本, 謙一郎 and Makino, Yusuke and Nakanishi, Ikuo and Matsumoto, Kenichiro}, month = {Jun}, note = {電子常磁性共鳴(EPR)法は共振器内の共鳴条件によって感度が変化するため、一般的には定量性が低い機器分析法と考えられている。従来のEPR装置による定量法は、測定対象試料と外部および内部標準物質を同一の共鳴条件で測定し比較する必要があった。しかしながら試料量や試料の位置等、キャビティ内の物理的な環境の条件を再現できれば、内部標準物質を使用せず、外部標準物質と未知試料を直接比較できると考えた。そこで、X-band EPR装置において、共鳴条件の変化を最小限に抑える試料の形状、位置および量について検討した。TEMPOLを標準試料とし、DPPHの微小結晶の位置を変えて測定し、共振器内の感度分布を予め確認したうえで試料の量の変化が共鳴条件に影響を与えない条件を検討した。試料は管状の試料容器に入れた試料溶液が、感度域中央部の3 cm以上を貫くとき、信号強度は誤差が少ないと考えられた。次にEPR測定で汎用されている試料容器PTFE tubing、石英扁平セル、ガラスキャピラリーを用い再現性を比較した。更にキャピラリーを定位置に固定できる試料管ホルダーを作製し、信号強度の再現性の向上を図った。ガラスキャピラリーを試料容器として用いた測定は、比較的高い再現性を得た。更にキャピラリーを固定する工夫により、より高い再現性が得られた。同日に行った複数回の測定は、日を跨いだ複数回の測定よりも高い再現性を得た。ガラスキャピラリーを固定して十分な量の試料を測定した場合には、少なくとも同日中の測定の前後で標準試料を測定しておくことにより、時間の空いた異なる日に測定した試料同士を定量的に比較することが可能といえる。, 第72回日本酸化ストレス学会学術集会}, title = {EPRによる定量分析を可能にする条件についての検討}, year = {2019} }