@misc{oai:repo.qst.go.jp:00076149, author = {中西, 郁夫 and 荘司, 好美 and 小澤, 俊彦 and 大久保, 敬 and 福原, 潔 and 松本, 謙一郎 and Nakanishi, Ikuo and Shoji, Yoshimi and Ozawa, Toshihiko and Ohkubo, Kei and Matsumoto, Kenichiro}, month = {Jun}, note = {抗酸化物質のラジカル消去活性は、溶媒やpH、金属イオンの有無など、反応環境の影響を大きく受けることが知られている。一方、抗酸化物質のラジカル消去活性評価には2,2-ジフェニル-1-ピクリルヒドラジル(DPPH)ラジカルが頻用されている。しかし、DPPHラジカルは水にまったく溶けないため、水溶液中で用いるためにはエタノールなどの共溶媒が必要となり、pHの正確な制御が困難であった。そこで我々は、DPPHラジカルの水溶化を試み、β-シクロデキストリンを用いることでDPPHラジカルを水溶化することに成功した。本研究では、この水溶化DPPHラジカルを用い、代表的なフラボノイド系抗酸化物質の一つである(+)-カテキンの水溶液中におけるDPPHラジカル消去活性を速度論的に検討した。リン酸緩衝液(0.05 M,pH 6.1〜8.1)中、ユニソクRSP-1000-02NM型ストップトフロー分光測定装置を用い、DPPHラジカルに由来する527 nmの吸光度の経時変化から、(+)-カテキンとDPPHラジカルとの二次反応速度定数(k)を決定した。得られたk値はpHの上昇に伴って増大することが分かった(k = 6.0 × 10 (pH 6.1),1.6 × 10(2) (pH 6.4),5.5 × 10(2) (pH 7.0),8.7 × 10(2) (pH 7.2),2.2 × 10(3) (pH 7.7),5.3 × 10(3) (pH 8.1) M(-1) s(-1))。水の代わりに重水を用いてリン酸緩衝液を調製し、速度論的同位体効果についても検討を行ったので併せて報告する。, 第72回日本酸化ストレス学会学術集会}, title = {水溶液中における(+)-カテキンの水溶化2,2-ジフェニル-1-ピクリルヒドラジル(DPPH)ラジカル消去活性}, year = {2019} }