@misc{oai:repo.qst.go.jp:00076127, author = {角南, 智子 and ルオ, ディ and 河野, 秀俊 and Sunami, Tomoko and Luo, Di and Kono, Hidetoshi}, month = {Jun}, note = {ヌクレオソームは8量体のヒストン蛋白質と約150bpのDNAからなる複合体で、真核生物のクロマチンの基本構造体である。転写開始点下流の最初のヌクレオソーム(+1ヌクレオソーム)の位置はゲノム内でよく固定されている。ヌクレオソームでは、蛋白質の化学修飾等によってDNAと蛋白質との相互作用が変化することが、遺伝子の活性化・不活性化に重要な役割を果たしていることが示されてきた。我々は、酵母の+1ヌクレオソームのDNA配列は、(1) AA/TT配列が DNAのentry領域に多く見られること、(2)ヌクレオソーム内部では、AA/TT配列がTA/AT配列よりもMNaseによって切断されやすいことを見出してきた。AA/TTの塩基配列は一般に曲がりにくいことから、配列の偏りによってDNAの力学的性質の違いを作ることで、ヒストン蛋白質からDNAのunwrapを制御していると考えている。本研究では、ヌクレオソームのentry領域の塩基配列に依存したヒストン蛋白質とDNAとの相互作用状態を明らかにするため、AA/TT配列を始めとする種々のDNA配列をentry領域に導入したヌクレオソームをin vitroで作成し、FRET解析を行った。結果、AA/TT配列を含むヌクレオソームでは、他の配列よりもunwrapした構造が多くみられること、またAA/TTの繰り返しの長さと、unwrapの度合いが相関することを見出した。現在、より詳細な解析を行っている。, 第19回⽇本蛋⽩質科学会年会・第71回⽇本細胞⽣物学会⼤ 会合同年次⼤会}, title = {ヌクレオソームのDNA塩基配列依存的な蛋白質・DNA相互作用のFRET解析}, year = {2019} }