@misc{oai:repo.qst.go.jp:00075925, author = {崔, 星 and 鈴木, 雅雄 and 山田, 泰寿 and 平川, 博一 and 藤森, 亮 and Sai, Sei and Suzuki, Masao and Yamada, Taiju and Hirakawa, Hirokazu and Fujimori, Akira}, month = {May}, note = {悪性中皮腫はアスベストの長期暴露より胸膜などに発生する代表的な難治性癌であり、画期的な治療法がないのが現状である。本研究では、量子ビーム(炭素イオンビーム)照射単独或は抗癌剤Cisplatinとの併用による悪性中皮腫細胞に対する殺傷効果を細胞及び動物実験にて検討してみた。悪性中皮腫細胞の生存率10%における量子ビーム(LET=73 kev/um)のX線に対する相対生物効果比RBEは2.8-2.9と高い殺傷率が認められた。量子ビーム(SOBP中心)照射は悪性中皮腫細胞のApoptosis線量依存的誘導し、Cisplatinとの併用でさらに上昇された。また、量子ビームとCisplatinとの併用処置は癌幹細胞様CD44+/CD26+細胞集団からのSpheroid形成能を有意に抑制することが認められた。動物実験では、H226移植腫瘍に対し量子ビーム25Gy 照射3週目から腫瘍が消失したが、6週後量子ビーム15Gy照射群では再発が認められた。移植腫瘍に対し量子ビーム15GyはX線30Gy照射に比べより強い腫瘍抑制効果を示し、Cisplatinとの併用処置は量子ビーム単独、X線とCisplatinとの併用処置に比べ、有意な腫瘍増殖遅延が認められた。以上より、量子ビーム照射とCisplatinとの併用処置は量子ビームは、悪性中皮腫細胞および移植腫瘍に対してより有効的に殺傷することが示唆された。, 量子生命科学会 第1回大会}, title = {難治性癌に対する量子ビーム(炭素イオン)照射単独或いは抗癌剤併用による殺傷効果}, year = {2019} }