@misc{oai:repo.qst.go.jp:00075902, author = {木村, 由佳 and 大内, 則幸 and 横谷, 明徳 and Kimura, Yuka and Ochi, Noriyuki and Yokoya, Akinari}, month = {May}, note = {細胞質に存在するオルガネラは、互いにコミュニケーションをとりながら独自の機能を果たすことで、細胞の生存、増殖、分化に関与している。このことから、細胞質に対する放射線照射などの外部からの刺激に対する細胞応答を明らかにすることは重要である。細胞質に存在するミトコンドリアは、ATP産生やアポトーシスの誘導など様々な機能を持ち、その機能障害がパーキンソン病やアルツハイマー病などの重篤な疾病に関与することが示唆されている。 本研究では、ミトコンドリアの運動に着目し、その運動に関わるとされる微小管形成を阻害する薬剤処理及びX線照射による動きの変化を明らかにすることを目的とした。ヒト正常繊維芽細胞のミトコンドリアを特異的に染色し、薬剤処理及び放射線照射によるミトコンドリア動態をライブセルイメージング法により追跡するとともに、ATP産生量の変化も明らかにした。また、ミトコンドリアの速度分布が単純なランダム運動によるガウス分布に従うか、あるいは不規則な長距離ステップを含む運動であるレヴィ分布に従うかを、理論に検討した。得られた結果は、薬剤処理及び放射線照射された細胞の双方で、ミトコンドリアの運動は低下し、ATP量は顕著に増加することが明らかになった。また、ミトコンドリア運動の速度分布がレヴィ分布によくフィットしたことから、ランダムな動きの中に時折長距離ステップが狭まれる動態である可能性が示唆された。, 量⼦⽣命科学会第1回⼤会}, title = {放射線ストレス下のミトコンドリア運動阻害における細胞内フィラメントの役割}, year = {2019} }