@misc{oai:repo.qst.go.jp:00074925, author = {上野, 恵美 and 下川, 卓志 and 中西, 郁夫 and 松本, 謙一郎 and Ueno, Megumi and Shimokawa, Takashi and Nakanishi, Ikuo and Matsumoto, Kenichiro}, month = {Mar}, note = {【目的】過酸化水素(H2O2)を分解する働きを有するグルタチオンペルオキシダーゼ(GSH-Px)は活性中心に必須微量元素であるセレン(Se)を持つ。そのためSeが欠乏するとGSH-Pxが失活し、生体は酸化ストレスにさらされる。そこでSe欠乏モデルマウスにおける放射線影響について検討したので報告する。 【方法】妊娠後期のC3H/HeSlc系マウス(日本エスエルシー(株))を購入し、MB-1飼料((株)フナバシファーム)で飼育を開始した。出産2週間後(仔2週齢)より、Se欠乏飼料(オリエンタル酵母工業(株))による飼育に切り替えた。飲水は超純水、もしくはSe化合物添加超純水を与えた。8週齢時の仔マウスの肝GSH-Px活性を測定した。また、ウェスタンブロッティングにより肝GSH-Pxタンパク質の発現を観察した。さらに、X線あるいは炭素イオン線照射後のSe欠乏マウスの脳におけるレドックス状態の経日変化を、MRIレドックスイメージング法を用いて観察した。 【結果・考察】Se欠乏マウスはGSH-Px活性がほとんど見られないが、飲水をSe化合物添加超純水に置き換えると、GSH-Px活性の回復が認められた。また、GSH-Px活性の無いSe欠乏マウスにおいてもGSH-Pxタンパク質の発現が認められ、活性中心のSeの欠落がGSH-Pxを失活させていることが確かめられた。本実験において、X線あるいは炭素イオン線照射による脳におけるレドックス状態の変化は、正常マウスとの間に明確な差が見られなかった。しかしながら、X線全身照射後の30日生存率はSe欠乏マウスで低くなるため、今後、脳以外の各臓器での影響を検討する予定である。, 日本薬学会第139年会}, title = {セレン欠乏マウスにおける放射線影響評価}, year = {2019} }