@misc{oai:repo.qst.go.jp:00074700, author = {西久保, 開 and 長谷川, 真保 and 泉, 雄大(広島大学放射光科学研究センター) and 藤井, 健太郎 and 松尾, 光一(広島大学放射光科学研究センター) and 松本, 義久(東京工業大学科学技術創成研究院) and 横谷, 明徳 and Nishikubo, Kai and Hasegawa, Maho and Fujii, Kentaro and Yokoya, Akinari}, month = {Mar}, note = {アミノ酸残基のリン酸化などエピジェネティックな化学修飾によって、生体内のタンパク質はその活性が制御されていることが最近明らかになりつつある。DNA二本鎖切断(DSB)の非相同末端結合(NHEJ)修復におけるXRCC4もまた、DNA-PKによりリン酸化を受けることで、DNAリガーゼのLigIVの機能をサポートし、DNA修復を促進させる役割を持つと考えられている。リン酸化によりアミノ酸残基の電荷が変わることで、XRCC4は活性化構造へと変化すると推測される。私たちはこの仮説を実証するために、リン酸化を受けたXRCC4の構造と活性の変化の相関を明らかにすることを目指している。本研究では、円二色性(CD)分光により水溶液中における完全長のXRCC4の二次構造構成比を解析した。解析結果から、C末端側はb-strand構造をほとんど持たず、turn構造を多く保持していることが分かった。C末端側のセリンのうちの一つだけを負電荷をもつアスパラギン酸で置換し、疑似的なリン酸化状態にした場合には、strand構造の総量が減少することを確認した。本来C末端にはほとんど含まれていないb-strand構造が減少したため、C末端側のアスパラギン酸置換により、活性中心を持つN末端を含めたタンパク質全体の構造が変化したことが推測された。このことから、XRCC4は、C末端側のリン酸化により、活性中心の構造を変化させ、活性効率を変化させていることが示唆された。, 2018年度量子ビームサイエンスフェスタ}, title = {VUV-CD を用いたリン酸化XRCC4 の構造変化解析 structural analysis of phosphorylated XRCC4}, year = {2019} }