@misc{oai:repo.qst.go.jp:00074688, author = {田島, 英朗 and Han Gyu, Kang and 吉田, 英治 and 樋口, 隆弘 and 高橋, 美和子 and 山谷, 泰賀 and Tashima, Hideaki and Kang, Hangyu and Yoshida, Eiji and Takahashi, Miwako and Yamaya, Taiga}, month = {Mar}, note = {ヒトの全身を同時に撮影可能な体軸視野を持つ PET (Positron Emission Tomography) 装置が登場し、全身の動態を観測できる性能と、高い感度に注目が集まっている。しかしながら、体軸方向に長い PET 装置では、斜め入射の消滅放射線が増加し、パララックスエラーの影響で体軸方向の空間分解能の劣化が起こるため、使用する LOR (Line of Response)の制限が必要となっている。一方、放医研で開発された 4 層 DOI(Depth of Interaction)検出器は、斜め入射でも空間分解能を劣化させることが少ないため、体軸方向に長い PET 装置を構築しても LOR を制限することなく、高分解能とさらに高い感度を実現できる可能性がある。本研究では、体軸方向に長い PET 装置における DOI 検出器の効果を検証するため、視野直径 12cm 体軸方向 30cm の DOI-PET 装置の小型試作を行う。まず、期待される感度を Geant4 モンテカルロシミュレーションによって評価した。具体的には、Zr 添加 GSO 結晶 (2.8×2.8×7.5 mm3) を 16×16×4 に配列した 4 層 DOI 検出器を、1リングあたり 8 個として 6 リング配置した。また、比較のため、10 mm 厚の LSO 結晶を用いた従来の小動物 PET、Inveon (Siemens 社製)のジオメトリを模擬した。そして、中心に配置した直径 5 cm 長さ 30 cm の円筒ファントムに対する感度を比較した。円筒ファントムの材質は水、放射能は全体で 0.1MBq の一様な分布とし、測定時間は 10 分間とした。その結果、従来の装置では 1%、提案装置では 10%の感度となり、およそ 10 倍の感度が得られることが示唆された。また、体軸方向の感度プロファイルを比較すると、体軸視野の端の方でも従来装置の最大感度と同程度、ピーク感度で倍以上の感度となった。よって、試作する装置は、長い体軸視野全体に渡って高い感度を持つことが期待される。今後、空間分解能評価を行い、DOI 検出器の有効性を検討する。, 応用物理学会春季学術講演会}, title = {長体軸視野超高感度DOI-PETのシミュレーション検討}, year = {2019} }