@misc{oai:repo.qst.go.jp:00073342, author = {吉永, 恵一郎 and 汲田, 伸一郎 and 吉永 恵一郎}, month = {Jul}, note = {我が国ではサルコイドシースの中でも予後不良となる心病変を合併する症例の頻度が高く診断や治療に関して臨床的検討が多く行われてきている。  中でも核医学的手法は組織の炎症所見を画像化することが可能であることからサルコイドシースの診断および病態評価に有用である。18F Fluorodeoxyglucose (18F FDG)の組織への集積は白血球、リンパ球、マクロファージなどの炎症細胞浸潤を反映することから組織の炎症マーカーとして臨床応用されている。 2012年3月に本邦において世界に先駆けてFDG PETが心サルコイドーシス例における心筋局所病変の診断として保険償還されることとなった。保険診療として承認されたものの、検査準備、画像データ収集および画像判定法につき標準的な方法が確立されていなかった。それを受けて日本心臓核医学会では2013年に“心臓サルコイドーシスのFDG PET診断に関する検査の手引き”を公表し標準的検査法および陽性例について画像判定基準につき提唱した。 2017年3月に日本循環器学会から心臓サルコイドーシスの診療ガイドラインが発表され、この診療ガイドラインにおいてFDG PET/CT検査の陽性所見が主徴候に格上げとなった。このガイドライン改訂によりFDG PET/CT検査の診療上の重要性が更に高まったと言える。検査の手引きの公表から5年が経過し、FDG PET/CTの検査方法につき検査前処置を含め重要な知見が蓄積されてきている。そこで近年の知見を元にこのたび日本心臓核医学会では検査の手引きの改訂を行うこととした。本改訂では検査前処置および画像判定法などの見直しを行った。本委員会報告では重要な改訂点を中心に解説する。, 第28回日本心臓核医学会総会・学術大会}, title = {心臓サルコイドーシスの18F-FDG PET診断に関する委員会報告}, year = {2018} }