@misc{oai:repo.qst.go.jp:00073075, author = {栗原, 和男 and 平野, 優 and 玉田, 太郎 and 栗原 和男 and 平野 優 and 玉田 太郎}, month = {Dec}, note = {タンパク質などの生体高分子を測定対象とするBIX-3, BIX-4は稼働以来、DNAオリゴマーから創薬標的タンパク質まで多くの立体構造を明らかにしている。そこで直接観察された水素原子や水和水の構造情報から、生体高分子中における水素結合などの基礎的な描像を得るだけではなく、機能発現メカニズムを解明する上で重要なプロトン化状態の決定や低障壁水素結合の発見などの成果を上げてきた。両装置が設置されている研究用原子炉JRR-3は2010年末以降運転を停止しているが、現時点では2020年10月末の運転再開が原子力機構からアナウンスされている(2018年10月現在)。そこで、予定されるJRR-3運転再開に向けて、両装置に対し、短波長中性子を利用した測定可能分解能dminの高分解能化及び測定利便性の向上を目的とした機器改造を現在進めている。  両装置では、シリコン完全結晶弾性湾曲モノクロメータとしてSi(111)を用いている(BIX-3,4: dmin=1.5, 1.4Å)。これにSi(311)モノクロメータを用いて測定可能分解能を高分解能化するとともに(BIX-3,4: dmin=0.8, 0.7Å)、これらを遠隔操作で切り替え可能にする。また、両装置ではクライオ測定における試料結晶近傍からの高頻度な霜発生とその除去がこれまで課題であったが、この霜発生を抑制するために試料保持機構を改造する。一方、JRR-3設置回折装置の将来計画策定に向けた両装置に対する検討を行っており、発表当日はその内容についても触れる予定である。, 日本中性子科学会第18回年会}, title = {生体高分子用中性子回折装置BIX-3,4の稼働再開に向けた取り組み}, year = {2018} }