@misc{oai:repo.qst.go.jp:00073043, author = {徳山, 由佳 and 森, 加奈恵 and 平山, 亮一 and 古澤, 佳也 and 寺東, 宏明 and 平山 亮一 and 古澤 佳也 and 寺東 宏明}, month = {Nov}, note = {電離放射線(以下、放射線)による生物効果は、主としてDNA損 傷を介して表出する。このDNA損傷は、直接効果によるDNA鎖切断 と、ラジカルなどの間接効果によって生じる酸化塩基損傷とに分け られる。ガンマ線などの低LET放射線と比べ、重粒子放射線は同線 量における生物効果が重篤であることから、生成したDNA損傷の 量、または質の違いが存在すると考えられる。私たちは、これまで DNAおよび細胞を用いた照射実験により、重粒子放射線によるDNA 損傷の特徴について検討を行ってきた(Tokuyama et al., 2015)。 本研究では、細胞内に近い実験条件を得るため、1M ジメチルスル ホキシド(DMSO)条件下で放射線照射を行い、生じたDNA損傷が どのような突然変異を介して生物効果を表出するかについて検討を 行った。  実験は、プラスミドDNA(pUC19)を1M DMSO中でガンマ線およ び炭素イオン線を0, 25, 50Gy照射し、大腸菌コンピテント細胞へ 形質転換し、DNA塩基配列解析により、lacZα配列に生じた変異を 観察した。その結果、ガンマ線照射したものではトランスバージョ ン型変異が、炭素イオン線照射では欠失やトランジション型変異が 多く認められた。ガンマ線照射による主たる変異は8-オキソグアニ ン由来、炭素イオン線照射によるものは5-ヒドロキシシトシン由来 と考えられる。これらの結果は、それぞれの線種における生物効果 の違いを示唆するものである。また、照射したプラスミドDNAに生 じたそれぞれの損傷種をLC-MS/MSにて定量した結果もあわせて報 告する。, 日本放射線影響学会第61回大会}, title = {1Mジメチルスルホキシド存在下で重粒子放射線によって生じるDNA損傷と変異}, year = {2018} }