@misc{oai:repo.qst.go.jp:00073015, author = {平野, 優 and 栗原, 和男 and 日下, 勝弘 and Ostermann, Andreas and 木村, 成伸 and 三木, 邦夫 and 玉田, 太郎 and 平野 優 and 栗原 和男 and 玉田 太郎}, month = {Nov}, note = {NADHシトクロムb5還元酵素(b5R)は、FADを補欠分子族としてもつ酸化還元タンパク質で、2電子供与体であるNADHから1電子受容体であるシトクロムb5への電子伝達反応を担っている。電子伝達反応の過程においてb5Rは二電子還元型、一電子還元型など複数の酸化還元状態を取り、そのb5Rの酸化還元反応サイクルにおいては補酵素間の水素原子の移動を伴っている。そのため、水素原子および外殻電子密度を含めた高分解能立体構造情報を取得することは、b5Rの酸化還元反応サイクルの理解に必要不可欠である。 これまでブタ肝臓由来のb5Rにおいて、酸化型については0.78 Å分解能、還元型については1.68 Å分解能のX線結晶構造が報告されている。本研究では、酸化型については溶媒の水素原子を含めた立体構造情報を取得するために中性子構造解析を行い、還元型についてはより高分解能での構造解析を目指してX線構造解析を行った。酸化型結晶の中性子回折データ収集は、白色のパルス状中性子を利用する大強度陽子加速器施設J-PARCのiBIXと、単波長の中性子を利用するドイツの研究用原子炉FRM IIのBIODIFFにおいて行った。2つのデータセットについて中性子構造解析を行い、FAD周辺の水分子の水素原子を含めた水素結合ネットワークが明らかとなった。還元型については、タンパク質調製および結晶化の条件を検討し、大型放射光施設SPring-8のBL44XUにおいてX線回折データ収集を行った結果、1 Å分解能を超える回折点を観測することに成功した。, 日本結晶学会2018年度年会および総会}, title = {NADHシトクロムb5還元酵素の高分解能構造解析}, year = {2018} }