@misc{oai:repo.qst.go.jp:00073012, author = {崔, 星 and 鈴木, 雅雄 and 平川, 博一 and 山田, 泰寿 and 新田, 祐樹 and 藤森, 亮 and 崔 星 and 鈴木 雅雄 and 平川 博一 and 山田 泰寿 and 新田 祐樹 and 藤森 亮}, month = {Nov}, note = {【背景と目的】アスベスト暴露による悪性中皮腫は化学療法や一般放射線治療に抵抗性を示し、代表的な難治性癌である。本研究では炭素線単独或は抗癌剤Cisplatinとの併用による悪性中皮腫細胞に対する細胞生存、Apoptosis誘導及びin vivo 移植腫瘍抑制効果について検討する。 【方法】炭素線照射単独或はCisplatinと併用して悪性中皮腫細胞H226、MESO-1に対して細胞生存解析、Apoptosis解析、遺伝子発現解析を行い、また移植腫瘍に対して腫瘍増殖遅延、病理組織解析などを行った。 【結果】Colony assayでは細胞生存率10%における炭素線(LET=73 kev/um)はX線に比べ相対生物効果比RBEは2.8-2.9と高い殺傷率が認められた。また、Apoptosis解析では炭素線(SOBP中心)照射による線量依存的Caspase 3/7活性化、Apoptosis割合増加が検出され、Cisplatinとの併用ではさらに有意な上昇が認められた。また、炭素線とCisplatinとの併用処置は癌幹細胞様CD44+/CD26+細胞集団からのSpheroid形成能を有意に抑制することが認められた。In vivo実験では、H226移植腫瘍に対し炭素線、25Gy 照射3週目から腫瘍が消失したが、6週後炭素線15Gy照射群では再発が認められた。移植腫瘍に対し炭素線15GyはX線30Gy照射に比べより強い腫瘍抑制効果を示し、Cisplatinとの併用処置は炭素線単独、X線とCisplatinとの併用処置に比べ、有意な腫瘍増殖遅延が認められた。3ヶ月後の病理所見では炭素線とCDDPとの併用は比較的低い線量でもより多くの癌細胞の壊死、空洞化、繊維化が観察された。 【結論】以上より、炭素線照射とCisplatinとの併用処置は炭素線、X線単独に比べて、悪性中皮腫細胞および移植腫瘍に対してより多くのApoptosisを誘導し、より有効的に腫瘍増殖を抑制することが示唆された。, 日本放射線影響学会第61回大会}, title = {炭素線照射と抗癌剤併用による悪性中皮腫細胞及び移植腫瘍に対する殺傷効果}, year = {2018} }