@misc{oai:repo.qst.go.jp:00073002, author = {西山, 祐一 and 國井, 大誓 and 笹谷, めぐみ and 寺岡, 達朗 and 坂井, 卓磨 and 越智, 進太郎 and 神谷, 研二 and 王, 冰 and 青木, 伸 and 森田, 明典 and 西山 祐一 and 笹谷 めぐみ and 越智 進太郎 and 神谷 研二 and 王 冰 and 森田 明典}, month = {Nov}, note = {人体への放射線障害を低減するうえで,効果的な放射線防護剤の研究開発は重要である。放射線による急性骨髄障害では,被ばく後の初期応答因子として重要なp53の阻害が有効であるが,腸管におけるp53は放射線抵抗性因子として働くため,腸管障害では逆にp53活性を高める創薬指針が有効と考えられている。我々はこれまでに,p53調節剤として機能する5-クロロ-8-キノリノール (5CHQ) が,高線量放射線照射後のマウス腸死を抑制することを明らかにしてきた。5CHQはマウス最大耐用量が80 mg/kgと高濃度投与が可能であるが,120 mg/kg投与では白血球増加や一部マウスの死亡といった毒性が認められるため,我々は5CHQ様活性を有する低毒性化合物の探索に取り組んできた。本研究では,低毒性候補化合物として見出された5-キノキサリノール (5QX)の毒性および放射線防護活性について,シード化合物である5CHQの活性と比較・検討した。MOLT-4細胞(ヒトT細胞白血病細胞株)およびWST-8を用いた細胞毒性試験において,5QXは5CHQに比べ,50%致死率を与えるIC50比で8倍を示す低毒性化合物である。5QX処理後にX線照射したMOLT-4細胞におけるp53標的遺伝子発現解析から,5QXは5CHQに類似したp53標的遺伝子発現調節作用を介して細胞死を抑制していることが示唆された。また,5QX(40 mg/kg)投与後に全身X線照射(8 Gy)または腹部X線照射(24 Gy)された8週齢雌性ICRマウスについて,30日または60日生存率解析を行った結果,5QXは骨髄死に対する防護効果に乏しい一方,腸死に対する顕著な防護効果を示した。, 日本放射線影響学会第61回大会. 長崎. 2018.11.7-9.}, title = {p53調節剤5CHQの類縁体探索から見出された5QXの放射線防護活性評価}, year = {2018} }